「両親が住んでいた実家を空き家にしたまま所有しているけれども、再活用を念頭に洋服ダンスや婚礼家具などの家財を整理したい」
このような人たちが増えているようです。
洋服ダンスならなんとなく処分しやすそうですが、婚礼家具と聞くと何か処分しにくさを感じませんか?婚礼家具は縁起物なので、処分していいものなのかどうかもよくわかりません。
そこでこの記事では、福岡市で洋服ダンスや婚礼家具を処分する方法を紹介することにしました。ほとんどの家具は同じ方法で処分できるので、ぜひ参考にしてください。
婚礼家具は縁起物なので処分しにくい
婚礼家具とは、お嫁さんがお嫁入りのときに一生ものとして家に持ち込む家財のことで、桐製のタンスや鏡台などがこれに該当します。今は結婚の形も多様化し、結婚式をしないカップルも多いぐらいですから、もしかしたら婚礼家具のことすら聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
婚礼家具はこのように縁起物なので、捨ててしまうと何か不吉なことでも起こるのでは?と考えてしまう人がいることも事実ですが、現在の住居事情を考えると、使っていない大きな家具をそのまま置いておける人は限られます。空き家に保管している場合は、今後に空き家を活用することも考え、婚礼家具を含む家財は使っていないのなら処分しにくくても処分を考えるべきです。
福岡市は洋服ダンスや婚礼家具を「粗大ごみ」に指定
福岡市は、洋服ダンスも鏡台などの婚礼家具も「粗大ごみ」に指定しています。福岡市民の皆様は、市のサービスを利用して、比較的安い手数料だけでこれらを処分することが可能です。
福岡市で洋服ダンスや婚礼家具を廃棄処分する方法
福岡市民の皆様が洋服ダンスや婚礼家具を廃棄処分する方法はおもに3つです。
・福岡市に戸別収集を依頼
・福岡市のごみ処理施設に自己搬入
・不用品回収業者に収集を依頼
それぞれについて、短所や長所も含めて解説します。
福岡市に戸別収集を依頼
福岡市は、不要になった洋服ダンスや鏡台などの家具を予約制の戸別収集で収集しています。電話、またはインターネットを利用して予約してください。
・粗大ごみ受付センター 電話:092-731-1153
※受付は12月29日~1月3日を除く月~土曜日の9~17時
・インターネット:https://sodaigomi-kankyo.city.fukuoka.lg.jp/
※受付は24時間365日(メンテナンスの場合を除く)
申し込むと、手数料やごみ出しの場所、収集日、受付番号が伝えられます。収集日は約1週間後です。それまでにコンビニなどの取扱店で粗大ごみ処理券を手数料と同額分購入してください。粗大ごみ処理券のステッカー部分に受付番号を記入して処分する家具に貼付します。収集日が来たら、8時30分をめどに指定された場所に家具を出しておきましょう。
戸別収集の長所は少々の手数料だけで利用できることですが、収集日を待たなければならないことや、大きく重い家具を自力で搬出しなければならないことは短所だといえます。
福岡市のごみ処理施設に自己搬入
福岡市民の皆様は、市のごみ処理施設に洋服ダンスや婚礼家具を自分で運んで処分することも可能です。福岡市では、ごみ処理施設に搬入する場合でも事前に申し込みが必要です。
・自己搬入ごみ事前受付センター 電話:092-433-8234
※1月1日~3日を除く月~土曜日の8時30分~16時まで受付
ごみ処理施設に自己搬入する場合は、ごみの素材により搬入先が異なるので注意が必要です。センターに必ず確認してください。
ほとんどの家具類が該当する燃える素材のごみは、以下のごみ処理施設に搬入します。
・東部工場 住所:東区蒲田5丁目11-2
・臨海工場 住所:東区箱崎ふ頭4丁目13-42
・クリーンエネパーク南部 住所:春日市大字下白水104-5
・西部工場 住所:西区大字拾六町1191
ガラスや金属でできている不燃性の家具については、必ずセンターに搬入先を確認してください。
各施設に洋服ダンスや婚礼家具を搬入する際は、事業用以外の自動車を使用しなければなりません。手数料は10kgまでごとに140円です。
ごみ処理施設に家具類を自己搬入して処分する長所は、比較的早く処分できることと、処分費用が安いことでしょうか。一方、重量物を自力で運ばなければならないことは短所だといえます。
不用品回収業者に収集を依頼
洋服ダンスや婚礼家具の処分を、地域でサービスを提供している不用品回収業者に依頼することも可能です。民間なので市のサービスを利用するときよりもお金はかかりますが、市が対応してくれないことでも対応してくれるので、多くの人にメリットのあるサービスです。以下のような希望があるならば、迷うことなく第一の選択肢になるでしょう。
分別区分の違うほかのごみもまとめて処分したい
市のごみ収集サービスを利用するときは必ず分別しなければなりません。燃えるごみなら燃えるごみの収集日に、燃えないごみなら燃えないごみの収集日に出すことは、皆様ご存じのとおりです。
ちなみに福岡市の粗大ごみ戸別収集では、1回の利用で10点まで出せますが、これはもちろん粗大ごみに該当するごみだけです。
不用品回収業者を利用する場合は分別する必要がないので、どんな分別区分のごみでもまとめて出すことができます。
売却できそうな不用品がある
不用品回収業者は不用品の買取が可能です。リサイクルショップなどで売れそうな不用品なら買い取ってくれる可能性があります。
まだ十分に使える売却できそうな不用品がある場合は、業者に相談してみましょう。
急いでいる
洋服ダンスや婚礼家具の処分を急いでいる場合も、不用品回収業者が第一の選択肢です。
不用品回収業者は即日の回収にも対応可能です。
まとめ
福岡市で利用できる洋服ダンスや婚礼家具の処分方法をご紹介しました。家具類は、一部の有名家具ブランドの製品や有名な産地の製品、アンティーク製品を除き高額で取り引きされることがあまりありません。大きさや重さを考えると個人売買での取引も難しいため、多くの場合、廃棄処分することになるでしょう。
福岡えびすサポートは、洋服ダンスや婚礼家具の回収が可能です。福岡市にお住まいで、不用品処分にお困りの方は、ぜひご相談ください。