新しい街に越してくると最初に勉強しなければならないのがごみの分別と処分方法です。この記事では福岡市における「燃えないごみ(不燃ごみ)」について解説しています。自治体によりごみの分別と処分方法は大きく違うもの。マスターして快適な生活を始めましょう。
福岡市におけるごみの分別区分
福岡市は、3種類のごみをごみステーションから収集しています。
・燃えるごみ(週に2回収集)
・燃えないごみ(月に1回収集)
・空きびん・ペットボトル(月に1回収集)
そのほかに福岡市は粗大ごみ(指定ごみ袋に入らないごみ)を予約制の戸別収集で収集しているほか、使用済小型家電や古紙の収集を推進しています。
福岡市における「燃えないごみ(不燃ごみ)」とは?
福岡市における「燃えないごみ」とは、おもに以下のようなごみのことを指します。
ガラス類
コップやお皿、窓ガラス、ひびが入ったびんなどがこれに該当します。ただし、調味料や飲み物、酒、化粧品の空きびんについては「空きびん・ペットボトル」として処分してください。割れやすいもの、すでに割れているものは古新聞等で厳重に包んで、「危険」と明記してください。
陶磁器くず
お茶碗やお皿、植木鉢など、陶磁器でできた製品やそのかけらがこれに該当します。割れやすいもの、すでに割れているものは古新聞等で包んで「危険」と明記してください。
金属類
金属製品です。やかんやフライパン、なべ、針金でできたハンガーなどがこれに該当します。
空き缶類
食品や飲料の空き缶がこれに該当します。「アルミ」や「スチール」の表記があることを確認してください。缶とペットボトルを同じ分別区分に指定している自治体もありますが、福岡市では、缶は燃えないごみに該当するので注意が必要です。
スプレー缶
カセットボンベやスプレー缶の類いがこれに該当します。内容物を完全に抜いてからごみ袋に入れてください。カセットボンベはノズル部分を地面に押し当ててガスを抜きます。スプレー缶の場合は古新聞などに吹き付けて内容物を抜きます。内容物を抜く作業は風通しのよい屋外でおこなってください。当然のことながら火気厳禁です。
傘・蛍光管
傘や蛍光管は長いので、ものによっては袋からはみ出してしまいますが問題はありません。口をしっかり結び、袋から出ないようにしましょう。
小型家電類
福岡市は一部の小型家電製品を拠点回収していますが、燃えないごみとしても回収しています。指定ごみ袋に入り、なおかつごみ袋がやぶれない重量であれば燃えないごみとして処分できます。
使い捨てカイロ(使用後のもの)
使用後の使い捨てカイロは燃えるごみで捨てたくなりますが、福岡市では燃えないごみです。
乾電池
福岡市ではアルカリ乾電池とマンガン乾電池を燃えないごみとして処分できます。充電式電池やボタン電池は出せません。これらを処分する場合は販売店や不用品回収業者に相談してください。
土(園芸用)
園芸用のものであっても土を回収しない自治体は多いのですが、福岡市はこれを燃えないごみとして回収しています。
包丁
福岡市では包丁は燃えないごみです。厚紙等で厳重に包んで、「危険」と明記してください。
体温計
福岡市では体温計も燃えないごみです。
福岡市における「燃えないごみ(不燃ごみ)」の出し方
福岡市は、燃えないごみに含まれる鉄やアルミを抽出してリサイクルしています。そのプロセスをスムーズにするためには、市民の協力が不可欠です。
燃えないごみを出す際は、福岡市の燃えないごみ用指定ごみ袋に入れます。袋の口が開かないように結び、月に1回設定されている収集日が来たら、日没から深夜12時までにごみステーションに搬出してください。
指定ごみ袋には大(45リットル)、中(30リットル)、小(15リットル)のサイズがあります。大の指定ごみ袋に入らない場合は粗大ごみです。
不用品回収業者を利用して燃えないごみ(不燃ごみ)を処分
実家の片付けや家じまいなどで、燃えないごみを含むまとまった量の不用品を処分する場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。まとまった量の不用品を処分する際に通常のごみ収集サービスを利用しようとすると、分別しなければならないのでたいへんです。不用品回収業者を利用する場合は分別しなくてもよいので、作業の負担を大きく軽減できます。軽トラックの荷台半分程度の量でもパック料金を利用できるので、費用の大きな負担もありません。
まとめ
福岡市における燃えないごみ(不燃ごみ)の分別方法や出し方を紹介しました。福岡市ではさまざまなアイテムを不燃ごみとして処分できますが、使用済小型家電については拠点回収を利用することも考えましょう。
「福岡えびすサポート」は、福岡市を中心に県内の広い範囲でサービスをおこなっている不用品回収業者です。不用品の処分にお困りの方はご相談ください。